2024-2025 Season に複数回訪れて撮影したアリーナで、最終的に落ち着いた撮影設定をご紹介します。
- 日光霧降アイスアリーナ
- ダイドードリンコアイスアリーナ
- nepiaアイスアリーナ
使用機材
- SONY α9 III (ILCE-9M3)
- SONY FE 70-200mm F2.8 GM OSS II (SEL70200GM2)
- SONY 1.4X テレコンバーター (SEL14TC)
日光霧降アイスアリーナ
- 観客席上部の両サイドからの照明に加えて、ゴールとゴールを結ぶリンク中央上部にも照明があるため、明暗差が強く出ます。基準にするところの明るさによって設定は変わります。
Format | JPEG |
Shutter Speed | 1/1250 |
絞り |
F4.0 ※1.4X テレコン使用 |
ISO 感度 | 2500 |
White Balance | 4400K, M4 |
Creative Look | ST, ハイライト -7 |

Additional Note
- 別記事「Topaz Photo AI 3.6 を使用したアイスホッケー写真の編集例」で参照した白飛びは、Creative Look「ハイライト -7」により撮影時にカメラ側でハイライトの明るさを落としていたにも関わらず残ったものです。この設定がなければ赤い範囲がさらに広がっていたはずです。

ダイドードリンコアイスアリーナ
- 2024/11 LED照明に改修されて使用再開され、設定が一変しました。
- Shutter Speed を霧降, ネピアリより落としているのは、アジアリーグと大学のプレースピード差から 1/3 段を ISO 感度に割り振るためです。
-
- Division II 以下ではさらに Shutter Speed を落として ISO 感度を下げます。
Format | JPEG |
Shutter Speed | 1/1000 |
絞り | F2.8 |
ISO 感度 | 2000 |
White Balance | 4700K, M3 |
Creative Look | ST, ハイライト -2, シャドウ +2 |

nepiaアイスアリーナ
- リンク全体に渡って明暗差が少なく、とても撮りやすいアリーナです。
Format | JPEG |
Shutter Speed | 1/1250 |
絞り |
F4.0 ※1.4X テレコン使用 |
ISO 感度 | 1600 |
White Balance | 5200K, M2.5 |
Creative Look | ST, ハイライト -6 |

Opening など場内暗転時
- 「概して適度な露出になる」という設定ではなく、RAW 現像での明るさ調整を前提としています。
- 暗転時の強い光でも極端な白飛びにならないよう、暗めに設定しています。
Format | RAW |
Shutter Speed | 1/500 |
絞り |
F4.0 ※1.4X テレコン未使用時では開放から一段絞る |
ISO 感度 | 2000 |
White Balance | Auto |
Creative Look | N/A |